はじめに
営業や訪問が多い会社にとって、「いかに効率よく移動するか」は売上や生産性に直結する大きなテーマです。社用車を何台も保有している企業もあれば、営業スタッフがそれぞれ自家用車で動いている会社、公共交通機関とタクシーを組み合わせてやりくりしている会社など、やり方はさまざまです。
広島市の場合、中心部は路面電車やバスが充実している一方で、西区・佐伯区・安佐南区・安佐北区など、車がないと動きづらいエリアも少なくありません。新規開拓で郊外の工業団地を回ったり、既存顧客をルート営業したり、山口・岡山など隣県まで足を伸ばすことも多いのではないでしょうか。
こうした中で、近年じわじわと利用が増えているのが「法人レンタカー」です。社用車を増やす代わりに、必要なときだけレンタカーを利用する。特に、長期レンタルやマンスリープランを組み合わせることで、コストと柔軟性のバランスを取りやすくなります。
この記事では、営業や訪問が多い会社向けに、広島で選ばれている法人レンタカーの使い方を、メリット・注意点・運用のコツまで含めてくわしく解説します。
営業・訪問が多い会社が抱えやすい移動の課題とは
日々の外回りで発生する時間ロスとムダな待ち時間
営業担当は、一日のほとんどを移動に費やしているケースも多いです。乗り換えやバス待ちの時間、タクシーがつかまらずにロスしてしまう時間、渋滞を避けるために余裕を見て早めに出発する時間など、「仕事をしていない時間」が積み重なり、結果的に訪問件数が伸びないこともあります。
たとえば、午前中に市内中心部を2件回り、午後から西区や佐伯区に移動する場合、公共交通機関だけで移動しようとすると、乗り換えの関係で「どうしてもこの時間のバスに乗らないと間に合わない」といった制約が出やすくなります。余裕を持って動く分、待ち時間も増え、その間は資料整理やメール対応に充てられるものの、本来ならもう1件訪問できたかもしれません。
移動の自由度が低いと、営業スケジュール全体が「交通事情に振り回される」状態になりがちです。これは、件数だけでなく、社員のストレスや疲労にもつながり、結果として生産性の低下を招きます。
公共交通機関だけではカバーしきれない広島エリアの事情
広島は、中心部の交通網は比較的整っている一方で、山が近く坂道も多く、住宅地や工業団地が広く分散しているエリアです。バスや電車の本数が限られている地域や、最寄りのバス停から企業まで距離があるケースもめずらしくありません。
特に、西区・佐伯区・安佐南区・安佐北区方面は、車であればスムーズに移動できても、公共交通機関だけでは1件回るのにも時間がかかってしまうことがあります。訪問先が駅から離れた場所に点在していると、移動ルートの組み立ても難しくなり、「午前中に2件訪問するつもりが、結局1件しか回れなかった」ということも起こります。
また、雨の日や真夏・真冬など、徒歩移動自体が負担になる季節もあります。大事な商談の前に、汗だく・びしょ濡れの状態で到着してしまうと、本人のコンディションはもちろん、先方にも良い印象を与えづらくなってしまいます。
社用車不足・台数過多・配車トラブルが起こる背景
社用車を保有している会社でも、「いつも車が足りない」「逆にあまり使っていない車がある」といった悩みを抱えていることがあります。営業・工務・配送など複数部署で車両を共用している場合、同じ時間帯に予約が集中し、取り合いになることもめずらしくありません。
一方で、繁忙期や特定のプロジェクトに合わせて車を増やした結果、閑散期には「ほとんど動かさない車」に固定費がかかり続けている会社もあります。駐車場代・保険料・車検・税金など、乗っていない間も確実にコストは発生します。
さらに、社用車の配車ルールが曖昧だと、「誰が、いつ、どの車を使っているのか」がわかりづらく、ダブルブッキングや無断使用、事故時の責任所在の不明確さといったトラブルにつながりやすくなります。こうした課題を整理していくと、「常に保有する車」と「必要なときだけ用意する車」を上手に組み合わせる発想が必要になってきます。
広島で法人レンタカーが選ばれている理由
広島市内・近郊エリア特有の地理条件と車の必要性
広島は、コンパクトな中心市街地と、その周辺に広がる住宅地・工業団地・港湾エリアが組み合わさった都市構造です。市電やバスである程度はカバーできますが、企業や工場、倉庫が点在するエリアを効率よく回るには、やはり車が欠かせません。
特に、西区・佐伯区方面は、国道2号線沿いに企業が集まっていたり、山側に住宅地や事業所が広がっていたりします。安佐南区方面へ向かうときも、アストラムラインの駅から離れた場所に企業が多く、最寄り駅からタクシーを手配するケースも出てきます。こうしたエリアを営業担当が一日で複数件回ろうとすると、車の有無で効率が大きく変わります。
法人レンタカーであれば、こうした「車がないと不便な日」に限定して車両を手配できます。毎日ではなくても、週に数回の外回りや、月に数回の遠方訪問に合わせて柔軟に利用できる点が評価されています。
固定費から変動費へ:車両コスト構造を見直せる
自社で車両を保有すると、購入費用やリース料に加え、駐車場代、任意保険、車検・点検費用、自動車税など、さまざまな固定費が発生します。利用頻度にかかわらず、毎月一定額のコストがかかるため、「本当にこの台数が必要なのか?」という悩みがつきまといます。
法人レンタカーを組み合わせると、「毎日使う車」と「必要な時だけ使う車」を分けて考えられるようになります。常時必要な最低限の台数は社用車として保有し、それ以外はレンタカーで補うことで、固定費を抑えつつ、必要なときにだけ変動費としてコストをかける形にできます。
特に、長期契約のマンスリープランであれば、1日あたりのレンタル単価を抑えながら、1ヶ月単位で柔軟に増減できます。繁忙期やプロジェクト期間のみ増車し、終了したら返却することで、無駄な固定費を生まない運用がしやすくなります。
車検・メンテナンス・保険を任せられる安心感
社用車を自社で管理する場合、車検の手配や定期点検、オイル交換、タイヤ交換、故障時の対応など、総務や管理部門の負担が少なくありません。車両台数が増えるほど、これらの管理業務は複雑になり、担当者の目が行き届きにくくなります。
法人レンタカーであれば、基本的に車検やメンテナンスはレンタカー会社側の責任で実施されます。万が一、故障や不具合が出た場合も、代車の手配を含めて相談しやすく、車両トラブルに社内リソースを取られにくくなります。保険の加入内容もあらかじめ設定されているため、「任意保険の更新を忘れていた」といったリスクも回避できます。
結果として、「移動のための車を用意する」という本来の目的に集中しやすくなり、管理部門の負担軽減にもつながります。
ドライバーの安全面・コンプライアンス面のメリット
法人レンタカーで提供される車両は、比較的新しい年式のものが多く、安全装備や運転支援機能も充実していることが一般的です。自社で古い社用車を使い続けるよりも、ABSやエアバッグ、衝突被害軽減ブレーキ、レーン逸脱警報などの安全機能が整った車両を使える可能性が高まります。
また、車検切れ・保険切れといったコンプライアンス上のリスクを避けやすい点もメリットです。企業として「安全な車両を従業員に提供しているか」は、万が一の事故発生時に責任問題として問われる可能性があります。レンタカーの活用は、こうしたリスクを軽減し、安心できる環境で営業スタッフに仕事をしてもらう一つの手段になります。
営業・訪問シーン別にみる法人レンタカーの使い方
新規開拓営業での広域エリア訪問
新規顧客の開拓を目的に、広島市内だけでなく、廿日市市や東広島市、場合によっては岩国市や福山市方面まで足を伸ばす営業スタイルの会社もあると思います。このような広域エリアを回る場合、公共交通機関だけでは移動時間が膨らみ、1日あたりの訪問件数が伸びません。
法人レンタカーを使うことで、「この日は一日中新規開拓に集中する」と決めて、効率よく複数エリアを回ることができます。朝一で車を借り、郊外・近隣県をまとめて訪問し、夕方に返却するような使い方であれば、無駄な移動時間を減らし、1日あたりの面談数を増やしやすくなります。
特に、まだ取引のないエリアに営業範囲を広げるタイミングでは、社用車を追加するよりも、まずレンタカーで試験的に回ってみる方がリスクは小さくなります。エリアの反応を見ながら、将来的に社用車を増やすか、レンタカー中心で運用するかを検討することもできます。
地図アプリと組み合わせた効率的なルート設計
レンタカーを活用する際は、出発前に地図アプリで訪問先を登録し、最適なルートを組んでおくことが大切です。広島は時間帯によって渋滞しやすい道路が限られているため、通勤時間帯を避けたルート設定や、バイパス・高速道路の活用を事前に検討しておくと、一日の移動効率が大きく変わります。
たとえば、「午前中は西区の沿岸部を集中的に回り、午後から佐伯区方面に移動する」といった形で、移動方向に沿って訪問先を並べることで、戻りのムダを減らせます。カーナビだけに頼らず、スマホアプリと併用することで、リアルタイムの渋滞情報を見ながらルートを微調整できる点も、レンタカー利用時のメリットです。
一日で訪問件数を増やすためのスケジューリング
「車があるからたくさん回れるだろう」と考えるだけでは、かえって詰め込みすぎてしまい、1件あたりの面談時間が短くなりすぎることがあります。レンタカーを活用する際は、「1件あたりどの程度の時間を使うか」「移動時間をどれくらい見込むか」を現実的に見積もることが重要です。
目安として、1件1時間の商談に30分〜1時間の移動時間を加え、1日に4〜5件程度を上限とするスケジュールを組んでみると、余裕を持って訪問できます。訪問と訪問の間に、次回提案の準備や見積書作成にあてる時間を確保しておくことで、「回るだけで終わってしまった」という事態を防ぐことができます。
既存顧客への定期訪問・ルート営業
既存顧客への定期的なフォローや、決まったエリアを回るルート営業でも、法人レンタカーは相性が良い手段です。毎週同じ曜日に同じルートを回る営業スタイルであれば、その曜日だけレンタカーを用意する運用も可能です。
特定のエリアで顧客数が増えてきた場合には、一定期間マンスリープランを契約し、重点的にフォローを強化する、といった使い方も考えられます。「社用車を増やすほどではないが、定期的な車両が必要」という状況に、レンタカーは柔軟に対応できます。
曜日・コースごとの車両手配パターン
ルート営業でレンタカーを利用する場合、「月曜は○○エリア用に1台」「木曜は△△方面で1台」といった形で、曜日ごとに車両手配のパターンを決めておくと運用が楽になります。同じ曜日・同じ営業担当が使う前提であれば、車両クラスやオプションも固定しやすくなり、毎回の予約手配にかかる手間を減らせます。
また、訪問先が多いエリアでは、必要に応じて「午前のみレンタル」「午後のみレンタル」といった時間帯での利用も検討できます。会社としてあらかじめ「この曜日は午前中だけ外回りに集中する日」と決めてしまうと、内勤業務とのバランスも取りやすくなります。
同乗訪問・OJTにも使いやすい車両クラス
新人営業や異動してきたスタッフの育成のために、上司や先輩が同乗して訪問する機会もあると思います。その際、2人以上が乗ることを前提に車両クラスを選んでおくと、車内での移動時間も有効に使えます。
たとえば、コンパクトカーよりも少しゆとりのあるクラスを選べば、移動中に訪問先の事前説明や商談のフィードバックを行うことができます。社内でOJTの時間を別途確保するのが難しい会社ほど、「移動時間を教育時間に変える」という発想は有効です。
出張者・応援スタッフが広島に来るときの移動手段
本社が他県にあり、広島の拠点に出張者や応援スタッフが定期的に来るケースでは、「滞在中の移動手段をどうするか」が悩みどころです。ホテルからオフィス、オフィスから顧客先までの移動をすべてタクシーにすると、それなりの交通費がかかります。
法人レンタカーを使えば、広島駅や空港周辺、または拠点近くで車を借り、滞在中の足として活用できます。特に複数名で行動する場合、1台のレンタカーに乗り合わせることで、タクシーを分けて使うよりもコストを抑えやすくなります。
滞在期間に合わせたマンスリープラン活用
出張者が1週間〜1ヶ月単位で滞在する場合は、通常の「日単位レンタル」よりも、ウィークリープランやマンスリープランの方が割安になるケースが多いです。広島の拠点に長期で応援に来るスタッフ用に、滞在期間だけマンスリーレンタカーを手配しておくと、社用車を借り上げたり、個人の自家用車に頼ったりする必要がなくなります。
マンスリープランを活用することで、「この期間はこの車を自由に使っていい」という状態を用意できるため、出張者も自分のペースで動きやすくなります。休日の買い物や身の回りの用事にも使えるため、生活面の満足度やストレス軽減にもつながります。
宿泊エリアとオフィス・客先をつなぐ足として
広島市内にはビジネスホテルが多く、出張者は駅周辺や中心部に宿泊することが多いですが、オフィスや工場は市内中心部から離れた場所にあるケースも多いです。その場合、毎日の通勤や客先への移動に、バスやタクシーを組み合わせる必要が出てきます。
レンタカーを用意しておけば、ホテル駐車場からそのままオフィスや客先へ直行できるため、朝の出発から帰着までの動線がシンプルになります。特に、複数人でまとまって動くプロジェクトチームの場合は、車の有無が作業効率に大きく影響します。
長期レンタル・マンスリープランならではの活用術
「1ヶ月だけ社用車を増やす」という考え方
「社用車を増やす」と聞くと、多くの経営者は「購入かリースか」を真っ先に思い浮かべるかもしれません。しかし、マンスリープランを活用すれば、「1ヶ月だけ社用車が1台増えた」という感覚で運用することができます。
たとえば、新人営業の試用期間中だけ車を増やしたい場合や、新規プロジェクトの立ち上げ期間だけ移動手段を確保したい場合など、期間が決まっているニーズには非常にマッチします。期間終了後は返却すれば良いので、「この後、使い続けるかどうかわからない車」を抱え込まずに済みます。
繁忙期・キャンペーン期間の増車用として使う
業種によっては、季節やキャンペーンによって営業活動が集中する時期があります。たとえば、決算期前後のリース・保険の提案強化、イベントシーズンの挨拶回り、年度末の工事需要に合わせた現場対応など、特定の月だけ外回りが増えることも多いでしょう。
こうした繁忙期には、マンスリーレンタカーで一時的に車両を増やすことで、取りこぼしを減らすことができます。「車さえあれば、もっと回れたのに」という機会損失を防ぐためにも、繁忙期の前にあらかじめ台数を確保しておく運用がおすすめです。
拠点新設・営業所立ち上げ期間に集中利用する
新しい営業所やサテライトオフィスを立ち上げる際は、立ち上げメンバーが集中的に外回りを行い、エリア内での認知度向上や顧客開拓を進めることが多くなります。このタイミングで「社用車を何台用意するか」は悩ましいポイントです。
最初から台数を決め打ちせず、立ち上げの数ヶ月はマンスリーレンタカーを中心に運用し、営業状況や必要台数が見えてきたタイミングで保有車両の台数を決める、という流れも有効です。これにより、「思ったほど車を使わなかった」というリスクを避けやすくなります。
単身赴任・期間限定勤務の社員用として活用する
本社から一定期間だけ広島に赴任してくる社員や、期間限定プロジェクトのために配属されたメンバーに対して、移動手段としてマンスリーレンタカーを用意するケースもあります。生活環境に慣れるまでの間、公共交通機関やレンタサイクルだけに頼るのは負担が大きい場合もあります。
マンスリープランで車を用意しておけば、通勤や買い物、休日の移動も含めて、トータルで快適な生活環境を整えることができます。社員のモチベーションや定着にも影響する部分なので、人事・総務の観点からも検討する価値があります。
社用車・カーリース・法人レンタカーのコストと使い勝手の比較
車両購入・リースとレンタカーの費用構造の違い
車両購入やリースは、長期間にわたって車を使う前提で費用を平準化する仕組みです。月々の支払い額は一定になる一方で、使う頻度が減ってもコストは変わりません。所有期間が長くなるほど、メンテナンスや修理費用も別途かかってきます。
レンタカーは、基本的に「使った分だけ支払う」変動費の考え方です。日単位・月単位で料金体系が異なり、長く借りるほど1日あたりの単価が下がるよう設計されていることが多いです。車検や税金、保険料が利用料金に含まれているため、別途大きな支出が発生しにくい点も特徴です。
利用頻度別にみる最適な選び分けの考え方
ざっくりとした目安として、ほぼ毎日使う車は「保有」や「リース」、週に数回〜月数回の利用であれば「レンタカー」、と考えると整理しやすくなります。ただし、1日の走行距離や訪問エリア、社内で共有する人数などによって最適解は変わります。
たとえば、1台の社用車を複数部署で奪い合っている状況であれば、その車は「常にフル稼働」している状態です。この場合、もう1台を購入・リースするのか、必要な曜日だけレンタカーで補うのかを比較検討できます。逆に、「ほとんど乗っていない社用車」がある会社では、その車を手放し、必要時のみレンタカーを利用することで、年間のコストを下げられる可能性があります。
ガソリン代・高速代・駐車場代を含めたトータルコスト比較
車両コストを比較する際に忘れがちなのが、ガソリン代・高速代・駐車場代といった「周辺コスト」です。どの手段を選んでも、走ればガソリン代はかかりますし、高速道路を使えば通行料金も発生します。ただし、駐車場代については、保有車両が減ればその分節約できる可能性があります。
法人レンタカーの場合、会社の駐車場に止めておく期間が短くなるため、「常に置いてある社用車」に比べると、駐車場の必要台数を抑えることができます。特に、広島市中心部や駅周辺など、駐車場料金が高いエリアでは、この差が年間で見ると大きな金額になることがあります。
広島市西区・佐伯区エリアでの駐車場事情も踏まえた検討
西区・佐伯区は、中心部に比べれば駐車場は確保しやすいですが、それでも店舗・オフィスの敷地に余裕がない場合、社用車が増えるほど従業員や来客用の駐車スペースが圧迫されます。近隣の月極駐車場を借りるにしても、台数が増えると負担は無視できません。
レンタカーであれば、「使う日だけ駐車スペースを確保すればよい」ため、常時複数台を置いておく必要がなくなります。既存のスペースを有効活用する意味でも、保有車両の台数を見直し、レンタカーとの併用を検討する価値があります。
営業車として使うための車種・クラス・オプションの選び方
営業用途に向いたボディタイプとクラスの目安
営業車として使うレンタカーを選ぶ際は、「運転しやすさ」「取り回しの良さ」「燃費」「荷物の載せやすさ」などを総合的に考える必要があります。広島市内の狭い道や駐車場を考えると、コンパクトカーや小型ワゴンは使い勝手が良いクラスです。
一方で、同乗者が多い場合や、機材・商品サンプルを多く積む必要がある場合は、少し大きめのミニバンやワゴンタイプが適しています。社内で主な利用パターンを整理し、「基本はこのクラス」「荷物が多い日はこのクラス」と決めておくと、スムーズに予約しやすくなります。
乗車人数・荷物量・訪問先イメージからの選定ポイント
車種選びで迷ったときは、「何人乗るのか」「どれくらいの荷物を積むのか」「訪問先の駐車環境はどうか」の3点を基準に考えると決めやすくなります。たとえば、1人でカバン1つ程度ならコンパクトカーで十分ですが、3人でカタログ・サンプル・ノートPCを持ち込むなら、後部座席や荷室に余裕のあるクラスを選んだ方が快適です。
訪問先の駐車場が狭い、坂道が多い、切り返しが必要な場所が多いといった情報があれば、それも踏まえて車種を選びます。営業担当から「ここは軽自動車の方が停めやすい」といった声があれば、そのエリア専用に小さめの車を手配するのも一つの方法です。
カーナビ・ETC・ドラレコなど営業向け必須装備
営業で使う車両には、カーナビとETCはほぼ必須の装備と言えます。土地勘のないエリアを回るとき、地図アプリだけに頼るとスマホのバッテリーや通信状況に左右されますが、カーナビがあれば安定してルート案内を受けられます。高速道路や有料道路を頻繁に利用する場合は、ETC車載器付きの車を選んでおくと、料金所での時間ロスを減らせます。
また、ドライブレコーダーが装備されている車両であれば、万が一の事故やトラブル時に、事実関係の確認材料として役立ちます。会社としても、社員を守る意味でドラレコ付き車両を優先的に選ぶ運用を検討しておくと安心です。
安全運転支援機能を重視した車両選びのメリット
最近の車には、前方の車との距離を保つクルーズコントロール機能や、車線逸脱を警告する機能、歩行者を検知して自動ブレーキをかける機能など、多様な安全運転支援システムが搭載されています。長距離移動や高速道路を頻繁に利用する営業スタイルであれば、これらの機能が事故リスクの低減やドライバーの疲労軽減に大きく貢献します。
レンタカー会社によっては、安全装備が充実したグレードの車両を選べる場合もあります。安全性を重視した車両選びは、単に「安心」のためだけでなく、事故による業務ストップや修理費用、信用低下といったリスクを避ける意味でも重要です。
社内で法人レンタカーを上手に使いこなす運用ポイント
誰が・どんな条件でレンタカー利用できるかのルール作り
法人レンタカーを導入する際は、「誰が、どんな用途で利用できるのか」を明確にしておくことが大切です。無制限に利用できる状態にしてしまうと、コストが膨らみ、管理もしづらくなります。
たとえば、「外回りを伴う営業・現場管理・配送業務に限定する」「1回の利用は○時間(または○日)までを基本とする」「プライベート利用は禁止」といったルールを定め、社内に周知します。運用開始前に簡単なガイドラインを作成しておくことで、利用の偏りやトラブルを防ぎやすくなります。
予約・申請・承認のフローをシンプルにする方法
レンタカー利用のたびに複雑な申請や承認が必要だと、現場は面倒に感じてしまい、せっかくの仕組みが活かされません。予約・申請・承認のフローは、できるだけシンプルに設計することがポイントです。
具体的には、「社内チャットやグループウェアで簡単な申請フォームを用意し、上長の承認を1クリックで取れるようにする」「定期的な利用については、月初にまとめて申請・承認しておく」など、現場の負担を減らす工夫が考えられます。総務・経理側で、後から利用状況を集計しやすいフォーマットにしておくと、費用管理もスムーズです。
配車・鍵管理・利用履歴の記録をラクにする工夫
レンタカーと社用車を併用する場合、どの車を誰がいつ使ったのかを把握しておくことが大切です。簡易的な運行記録簿やオンラインのスプレッドシートで構わないので、「利用日・利用者・行き先・目的・走行距離」などを残しておくと、後からコスト分析をする際に役立ちます。
鍵の受け渡しについても、総務が一人で管理するのではなく、「鍵ボックスを設置し、事前に暗証番号を共有する」「利用開始・終了時にチャットで報告する」など、属人化を避ける仕組みを整えておくと混乱が少なくなります。
事故・トラブル発生時の社内連絡体制と初動対応
レンタカー利用中に事故やトラブルが発生した場合の対応フローも、事前に決めておく必要があります。「まず警察とレンタカー会社に連絡、その後社内の誰に報告するか」といった順番を明文化し、社員向けのマニュアルとして共有しておきましょう。
初動対応が遅れると、相手方とのトラブルや保険対応の遅れにもつながります。緊急連絡先や必要な情報(契約番号・車両ナンバー・保険内容など)を一枚にまとめた「グローブボックス用メモ」を作って車内に常備しておくと、いざという時にも慌てずに対応しやすくなります。
広島で法人向けレンタカー会社を選ぶときのチェックリスト
広島市内からのアクセス・対応エリア・配車サービス
法人で継続的にレンタカーを利用する場合、拠点との距離やアクセスの良さは重要です。広島市西区・佐伯区のオフィスから通いやすい場所に店舗があるか、あるいは配車・引き取りサービスに対応しているかどうかを確認します。
拠点から近ければ、朝の出発や夕方の返却もスムーズに行えますし、トラブル時にもすぐに相談しやすくなります。営業エリアが広い会社であれば、広島市内だけでなく、出張先のエリアにも店舗網があるかどうかもチェックしておくと安心です。
法人プラン・長期割引・請求書払いの可否
法人向けの料金プランが用意されているか、長期利用や利用台数に応じた割引があるかどうかも重要なポイントです。一般向け料金だけを見て判断するのではなく、「法人契約を結ぶことでどの程度のメリットがあるか」を確認するようにしましょう。
また、毎回現金や個人カードで支払うのか、月締めの請求書払いに対応してもらえるのかも、経理処理のしやすさに直結します。利用頻度が高くなるほど、請求書払いの方が管理しやすいケースが多いため、事前に確認しておくとスムーズです。
車種ラインナップ・台数・急な追加依頼への対応力
法人利用では、「いつもと同じクラスの車を安定して確保できるか」「急に台数を増やしたいときに対応してもらえるか」が大切です。軽自動車・コンパクトカー・ワゴン・ミニバンなど、営業用途に向いた車種が十分にそろっているか、在庫に余裕があるかどうかも確認材料になります。
特に繁忙期や大型連休前後は、予約が集中しやすくなります。急な追加依頼にどこまで対応してもらえるのか、代替案を提案してくれるのかなど、柔軟性の高さも見ておきたい点です。
事故時のサポート体制・緊急連絡窓口の有無
万が一の事故や故障が発生した際に、どのようなサポートが受けられるかも、法人利用では重要です。24時間対応の緊急連絡窓口があるか、代車手配やレッカー手配にどこまで対応してもらえるか、保険の補償範囲はどうなっているかなど、事前に確認しておきましょう。
サポート体制が整っているレンタカー会社であれば、営業スタッフも安心して車を利用できますし、会社としてもリスクヘッジがしやすくなります。
営業担当とのコミュニケーションのしやすさ
法人契約では、料金やプラン以上に「担当者との相性」も大切です。こちらの要望をしっかり聞いてくれるか、提案力があるか、トラブル時に迅速に動いてくれるか、といった点は、長い付き合いになるほど効いてきます。
定期的な利用状況の振り返りや、よりお得なプランの提案など、パートナーとして一緒に車両運用を考えてくれる姿勢があるレンタカー会社であれば、社内の車両戦略も立てやすくなります。
まとめ
営業や訪問が多い会社にとって、移動手段は「売上を生むためのインフラ」です。公共交通機関だけではカバーしきれないエリアが多い広島では、車をどう用意するかが営業効率やコストに大きく影響します。
法人レンタカーを上手に活用すれば、社用車をむやみに増やすことなく、必要なときに必要な台数だけ車を用意することができます。新規開拓やルート営業、出張者の移動、単身赴任者の生活用など、さまざまなシーンで柔軟に利用できる点は、大きなメリットです。
また、マンスリープランを組み合わせることで、「1ヶ月だけ社用車を増やす」「繁忙期だけ増車する」といった運用も可能になります。車検・メンテナンス・保険を任せられる安心感や、安全装備の整った車両を利用できることは、社員を守るという意味でも大きな価値があります。
自社の営業スタイルや利用頻度、エリア特性をあらためて整理し、「どこまでを自社保有」「どこからをレンタカー」にするのかを見直してみることで、コスト削減と営業力強化の両立が見えてきます。広島での法人レンタカー活用を、ぜひ自社の移動戦略の一つとして検討してみてください。

